【動画】7月の都議選への不出馬を表明する自民党東京都連の内田茂都議=上沢博之撮影
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 自民党東京都連の前幹事長、内田茂都議(77)=千代田区=が25日、7月の都議選に立候補しない意向を明らかにした。7期務め、「都議会のドン」と呼ばれるほど大きな影響力があったが、昨夏の都知事選で自民推薦候補が小池百合子氏に敗れて以降、厳しい立場に立たされていた。

 25日にあった党支部の幹部会後、報道陣に対し、高齢と健康不安を理由に挙げて「次の都議選には立候補しない」と述べた。政治活動は続けるとし、政界引退は否定した。

 内田氏は1989年に初当選後、2005年から昨年まで11年にわたって党都連幹事長を務め、都政でも築地市場の豊洲移転を進めるなど主導的な役割を担ってきた。しかし、都連幹事長として臨んだ昨夏の都知事選のほか、今年2月の地元・千代田区長選でも自民推薦候補が小池氏支援の現職に惨敗。影響力の低下があらわになっていた。

 小池氏からは、幹事長在任中に「自民都連はブラックボックス」などと批判を浴びた。この日、報道陣から小池氏との対立について質問され、「(私たちは)安易な妥協はしない。(首長と議員を別々に選ぶ)二元代表制の世界に飛び込んできたのだから、それをわきまえて知事もやってもらいたい」などと話した。

 小池氏は25日、内田氏の不出馬について報道陣に、「立候補うんぬんはご自分で決めることなので、コメントのしようがない」としたうえで、「都議会もずいぶん新しい波が押し寄せてきていると、多くの方々が感じているんじゃないでしょうか」と述べた。(上沢博之、小林恵士