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 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キムジョンナム)氏が殺害された事件をめぐり、捜査への批判を繰り返す北朝鮮とマレーシアとの亀裂が深まっている。マレーシアにとって北朝鮮は友好国だが、強硬な姿勢に屈したとの印象を国際社会に与えるわけにはいかないナジブ政権は、対応に苦慮している。

 「北朝鮮は『ならず者国家』だと個人的に思う。マレーシア人は行かないように」。ナズリ観光文化相は23日、報道陣を前に気炎を上げた。他の閣僚からも非難が相次いでいる。

 きっかけは、事件から4日後の17日夜。殺害に関与した疑いで北朝鮮国籍の男(46)が逮捕された。約2時間後、マレーシア駐在のカン・チョル北朝鮮大使が突如、正男氏の遺体の安置所に現れ、「必要のない解剖をした」「遺体を無条件で引き渡すべきだ」とまくし立てた。

 マレーシアの外務省は20日、カン大使を呼んで「深刻に受け止める」と抗議。平壌に駐在する自国大使の召還も決めた。カン大使は返す刀で記者会見し、「なぜ北朝鮮の国民を悪者扱いするのか。捜査は人権侵害だ」と訴えた。

 これに反応したのがマレーシアのナジブ首相。直前まで火消しを図っていたが、大使の会見後は一転し、「余計なお世話。外交的に無礼だ」と厳しくやり返した。

 マレーシア外務省は、カン大使への国外退去命令や大使館員の削減要求などを検討し始めた模様だ。25日には同大使館に、捜査への協力を求める書簡を送付。「大使への警告状だ」と同省関係者は説明した。

 マレーシアは1973年に北朝…

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