木村聡史、栗林史子
JR仙台駅前の「さくら野百貨店仙台店」を運営するエマルシェ(仙台市)は27日、自己破産を申請し、仙台地裁から破産手続き開始の決定を受けた。郊外店や駅周辺の新店に客を奪われて経営が悪化し、業績が低迷していた。各地の百貨店は消費低迷や人口減で経営が厳しくなっている。
帝国データバンク仙台支店などによると、負債総額は約31億円。店舗は26日付で営業を停止し、約120人の従業員は解雇された。一部のテナントは当面、営業を続ける。青森県と岩手県で4店舗(青森、弘前、八戸、北上)を営業するさくら野百貨店(青森市)は別会社で、今回の破産とは関係しない。
帝国データバンクによると、さくら野百貨店仙台店は、前身を含めて約70年の歴史がある。1970年代にニチイ(のちのマイカル)傘下に入ったが、その後経営が悪化し、2005年に仙台以外の東北の店は別会社となった。
仙台店はファストファッション店を導入するなどしたが、16年2月期の売上高は79億円で、10年間で半分ほどに減少していた。
百貨店業界では、都心の店は富…
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