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 慶応大医学部は28日、スマートフォンのアプリケーションを活用して、心拍数などのデータを集めていた臨床研究が事前の計画と異なっていることがわかり、研究の中止を発表した。すでに公開していたアプリのダウンロードもできないようにした。すでに約1万2千人分のデータが集まっていた。

 同大によると、アプリは同大特任助教が開発し、2015年11月に公開されたiPhone用の「Heart&Brain」。iPhoneやアップルウォッチで計測した歩数や心拍数のデータを集め、脳梗塞(こうそく)や不整脈などを早期に見つける方法を探る想定だった。

 学内の倫理委員会に申請された研究計画では、慶応病院の患者にアプリを利用してもらった上で、一般公開するとしていた。だが、実際は慶応病院の患者が利用することなく、一般に公開されていたことが昨年末に判明。1月20日に調査委員会を設置して経緯を調べている。また翌日にはアプリの公開も中止した。