【動画】愛媛)佐田岬灯台近くに展望台・砲台跡がオープン=佐藤英法撮影
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 佐田岬半島の先端にある大島(御籠(みかご)島)で展望台や約200メートルの遊歩道が整備され、2日から一般公開が始まった。佐田岬灯台をのぞみ、洞窟式砲台跡も見学できる。砲台跡には当時の様子をうかがえるレプリカが展示されている。

 伊方町が整備し、この日の式典で高門清彦町長は「展望台のモニュメントは、写真撮影をして思い出を切り取るのに最適なデザイン。レプリカは歴史を語り継ぐ資料として整備した」と話した。

 御籠島は佐田岬灯台から徒歩で行くことができる。灯台は約100年前の1918年(大正7年)4月に初点灯した。展望台からは豊予海峡をはさんで大分県が見える。「永遠(とわ)の灯(あかり)」と名付けられたモニュメントが設置された。灯台の形を縁取り、隙間の奥に本物の灯台が見える仕組みだ。

 御籠島や灯台の下には洞窟が掘られ、太平洋戦争末期に砲台が据えられていた。洞窟入り口付近で大砲を動かす車輪の車軸や砲身を支える部品などが昨年見つかった。こうした資料をもとに町は三八式十二糎(せんち)榴弾砲(りゅうだんほう)のレプリカを設置した。地元の高校に通う藤田優香さん(16)は「本当にこんなところに砲台があったのかと、改めてびっくりした」と話していた。(佐藤英法)