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 一般財団法人「住宅産業研修財団」と一般社団法人「大工育成塾」(いずれも東京都港区)の資金約5千万円を着服したとして、東京地検特捜部は1日、両団体の元経理担当、宮崎こずえ容疑者(60)=目黒区=を業務上横領の疑いで逮捕し、発表した。

 発表によると、宮崎容疑者は経理を担当していた2011年4月~14年8月、両団体の銀行口座から払い戻しを受けた現金のうち、計約5364万円を自身の口座などに入金し着服した疑いがあるという。

 関係者によると、14年にずさんな経理処理が発覚。内部調査で宮崎容疑者が両団体の資金を個人的な使途に使っていたことが判明したため15年1月に懲戒解雇した。16年3月に地検に同罪で告訴したという。

 住宅産業研修財団のホームページなどによると、同財団は内閣府が所管し、住宅産業に関する調査や研究を行っている。大工育成塾は、国土交通省とともに全国の大工志望の若者を育てる活動をしており、同省から補助金も受けている。両団体の住所は同じ。同財団は「担当者が不在でコメントできない」としている。