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 新潟市中央区のNEXT21にある「子育て応援ひろば」が再開時期が未定のまま今月末に閉鎖する問題で、同市が目指す百貨店・新潟三越への移転が実現するまでの間、閉鎖を先送りしたり、三越以外の仮の場所に一時的に移転したりする方策を検討していることが分かった。子育て家庭に動揺が広がっており、類似の施設がなくなる「空白期間」を作らないための方針転換となる。

 ひろばは、同市の中央区役所が今年8月にNEXT21に移転するのに伴い、今月末で閉鎖する。三越への移転は両者が合意に至っておらず、4月以降は周辺に子育て支援施設がなくなる「空白期間」が生じる状況になっている。

 市が閉鎖時期を2月中旬に公表すると、利用者から抗議の電話が相次いだ。市はこれまで、三越への移転が実現するまで施設がないことはやむを得ないという立場だったが、3日の朝日新聞の取材に「空白を埋めるべく、様々な手段を検討している。近々結論を出したい」と説明した。

 閉鎖に抗議する動きは他にも出ている。2月24日には、「子育て応援ひろば閉館は困るの会」というフェイスブックページができた。立ち上げたのは1歳の男の子を育てる中央区内の女性(38)。アカウントは「hirobananmin(ひろば難民)」で、「どこに行けばいいのか路頭に迷っている保護者がたくさんいる」という実態を表現した。女性は「市には、子どもの幸せを一番に考えた環境作りをしてほしい」と話している。(北沢拓也)