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 高級宝飾店が名古屋市で新店を出したり、売り場を広げたりしている。景気が底堅い東海は、好調な国内市場のなかでも有望のようだ。昨秋からの株高も、売れ行きに追い風となる。

 仏ブシュロンは3日、名古屋駅前の高層ビル「ミッドランドスクエア」に127平方メートルの旗艦店を出した。東京・銀座などに次ぐ広さで、指輪やネックレスなどを扱う。1千万円近い商品もある。

 「名古屋圏はものづくりが盛んで、経済的環境が強い」とブシュロンジャパンの浅井祐二代表取締役。米トランプ政権の発足が決まった昨秋からの株高を念頭に「一般論として高所得者にとって消費しやすい環境」と話す。

 日本の2016年の高級品市場はコンサルティング会社のベイン・アンド・カンパニーの同5月発表の予測によると前年比5%増。その幅は北米や欧州より大きい。欧米勢にとって、そんな日本市場の中でも名古屋は狙い目のようだ。

 高級ダイヤモンドで知られる英グラフは2年前に出したJR名古屋高島屋内の店を1月末、3倍に拡張。世界初というブライダル向けの相談サロンも設けた。「名古屋は華やかな女性が多く、人口以上に購買力がある」(広報担当者)。米ハリー・ウィンストンも昨年11月、久屋大通にあった店を大津通に移し、1・3倍に広げた。

 日本のブランドも動く。高級真珠で知られる三重発祥のミキモトは昨夏、伏見地区に新型店をオープン。ゆったりとしたスペースで接客し、ブライダル需要の掘り起こしに努めている。(大隈悠)

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