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 東京・銀座のソニービルの壁に、東日本大震災で気象庁が確認した津波の最大の高さを示す広告幕が現れた。4階の天井付近、高さ16・7メートルに引かれた赤い線の上に「ちょうどこの高さ」と書かれ、「この高さを知っているだけで、とれる行動は変わる。あの日を忘れない。それが、一番の防災」と呼びかけている。掲示は12日まで。

 気象庁は岩手県大船渡市で高さ16・7メートルの津波の痕跡を確認している。11日で震災から6年を迎えるのを前に、検索大手のヤフージャパンが、災害の脅威を改めて想像してもらおうと、3月末で閉館するソニービルに広告を出した。

 広告を見上げていた東京都大田区の会社員山田雄一郎さん(39)は「辺り一面、この高さまで津波が来るなんて……。災害がいつか起きるかもしれないと思って生きないと」と話した。(工藤隆治)