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 2020年東京五輪のゴルフ会場、霞ケ関カンツリー倶楽部(埼玉県川越市)が正会員を男性に限り、男女平等を掲げる国際オリンピック委員会(IOC)に見直しを迫られているが、英国の名門コースでも、女人禁制が解かれるかの結論が近く出る。

 渦中にあるのは、英北部のミュアフィールド。1744年に設立された世界最古の会員制ゴルフクラブとされ、メンバーは男性に限る伝統を守っている。過去に全英オープンを16回開き、ジャック・ニクラス、トム・ワトソン、フィル・ミケルソン(いずれも米)らスターが歴代優勝者に名を連ねる。最後に開かれた13年は全英初出場の松山英樹が6位に食い込んだ。

 しかし、マスターズを開く米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGCが5年前、約80年の伝統を改めて女性会員を認め、ゴルフの「聖地」と呼ばれる英北部のロイヤル・アンド・エンシェント・ゴルフ・クラブ・オブ・セントアンドルーズ(R&A)も14年に女性に門戸を開いた。ミュアフィールドは昨年、女性会員を認めるかどうかを会員に問う投票を実施したところ、賛成64%、反対36%。規定改正に必要な3分の2の賛成に届かなかった。そのため、全英オープンの主催団体でもあるR&Aは、巡回する大会の開催地からの除外を決めた。

 この制裁が効いたのか、ミュアフィールドは2月16日から、再び郵便投票を実施中。スチュワート・マキューエン事務局長に問い合わせたところ、早ければ来週にも結果が判明するという。(ロンドン=稲垣康介)