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 北朝鮮の弾道ミサイル発射を受け、国連安全保障理事会は7日夜(日本時間8日午前)、安保理決議への重大な違反にあたるとして、「強く非難」する報道声明を発表した。米軍の高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD)の一部装備が韓国に搬入されたことに反発する中国も同意した。

 安保理の緊急会合は8日に開かれるが、関係者によると、安保理の立場を少しでも早く示すため前倒しで文案を調整、発表した。

 声明は、発射が北朝鮮の核兵器の運搬システムの開発につながり、地域の緊張を高めていると指摘。庶民の日用品が不足する中、資源をミサイル開発に投じる姿勢に「遺憾の意」を示した。また、一連の安保理決議による対北朝鮮への制裁措置を完全に履行するよう全ての国連加盟国に求めた。

 報道声明に法的拘束力はないが、理事国15カ国の全会一致が原則で、安保理の統一した意思を即時に示す効果がある。中国はTHAADの高性能レーダーが自国にも及ぶとして強く米韓に反発しているが、対北朝鮮の非難声明を阻止することはなかった。(ニューヨーク=金成隆一)

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