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 岩手県陸前高田市の本稱寺(ほんしょうじ)。仮設のプレハブ本堂で、住職の佐々木隆道さん(53)は父の広道さん(当時76)、母の隆子さん(同75)、妻の宜子さん(同43)の遺影に手を合わせた。

 「6年経ちました。子どもたちは元気にやってるよ」

 檀家(だんか)の約130人が震災の犠牲になった。津波にのまれた隆道さんは畳につかまって助かったが、寺も自宅も流された。避難した貸家で、高校生だった長女(23)と長男(21)と川の字になって寝た。3人で手をつないで寝ると、長女は毎晩のように声を殺して泣いた。

 このまま気持ちを抑え込むと長女の心が壊れてしまう。深夜、ドライブに誘い、寺の跡地が見える所に車を止めて、一緒に声を上げて泣いた。1週間ほど続けると、長女は少し元気を取り戻した。「お父さんだけでも生きていてくれてよかった」と口にした。

 震災前、隆道さんは「悲しみは…

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