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 日本マクドナルドは8日、全国の約2900店のほぼ全店でアルバイト体験会を行うと発表した。事前の申し込みがなくても仕事を体験できる。2~5月までの採用キャンペーンの一環で、全国で2万5千人を雇用する計画だという。

 体験会は今月15日、高校生以上の希望者に一斉に実施する。店舗スタッフの指導のもと、ハンバーガーやドリンクづくりなどの仕事を約20分間体験してもらう。参加後にアルバイトに応募しなくてもいいという。

 全国で12万人のアルバイトが働いているが、うち半数が学生で、春は進学などで辞める人が多い。入店当初の時給が最低賃金と同程度の店舗も多いという。

 人手不足が深刻化するなか、仕事の中身や店の雰囲気を知ってもらい、時給の水準以外で働き手を引きつける狙いがある。下平篤雄副社長は「時給は低めかもしれないが、仕事の楽しさなど時給以外の要素も知ってほしい」と話した。

 2014~15年は異物混入問題の影響で客足が落ち、純損益が赤字になったが、積極的な新商品の投入などで16年は黒字に転じた。客数の回復に伴って1店舗あたりのアルバイト数を増やす必要が出ているが、「採用市場は厳しく、今までと同じ取り組みでは人材確保は難しい」(下平氏)という。(栗林史子)