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 ヒット中のアニメ映画「この世界の片隅に」原作者こうの史代さんのインタビューを2月21日の朝日新聞朝刊に書いたのですが、他部の編集担当者がつけてくれた見出しは「戦時下のリアル じわり」。しかし面白いことに、私は本文で「リアル」という言葉を使っていません。

 アニメ史を振り返るとエポックメイキングな作品に対し「リアルだ」という形容(ホメ言葉)がしばしば出てきますし、アナタも友人とアニメを語るとき日常的に「リアルだ」などと評したりしていませんか? しかし吟味してみると実に幅広い要素を指します。ゆるやかでいい加減な(だから使いやすい)「リアル」を細かく分類し、「この世界の片隅に」をサンプルに使いながら、「リアル」をめざしてきたアニメの歩みを振り返ってみようじゃないか、というのが今回の趣旨です。

 現状で私の考えついた限りの「リアル」はコチラ。

 ①日常の生活、②写実的な風景…

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