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 通っていたバレエ教室の講師の指を工具で切断したとして、傷害罪に問われた無職橋本浩明被告(41)の公判が14日、東京地裁であった。検察側は「被害者の体を傷つけることに一切ためらいのない、残忍な犯行だ」と述べ、懲役6年を求刑した。

 弁護側は、被告は発達障害だと医師に診断されていて、適切な治療を受けさせるべきだと執行猶予付きの判決を求め、結審した。判決は27日に言い渡される。

 起訴状によると、橋本被告は昨年7月、東京都内のバレエ教室で、20代の女性講師の首を絞め、右手親指をタガネとかなづちで切断したとされる。女性は約3カ月間入院した。

 今年1月の被告人質問で橋本被告は、女性から補講の連絡がなかったことや、謝罪の態度に不満を持ったことを動機に挙げた。

 女性は指の接合手術を受けたが、医師から「左手と同じように動かすことは難しい」と言われたという。検察側は14日の法廷で、「たった1回の補講に呼ばれなかっただけで、なぜ他人の一生を奪うのか理解できない。親指を返してほしい」という被害女性の意見陳述書を読み上げた。