【動画】木彫りの大男茎形をみこしに載せて奉納する奇祭・豊年祭=川津陽一撮影
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 小牧市田県町の田縣(たがた)神社で15日、恒例の豊年祭があった。五穀豊穣(ほうじょう)と子孫繁栄を祈って、木彫りの大男茎形(おおおわせがた)をみこしに載せて奉納する奇祭。沿道や境内は8万8千人(神社発表)の見物客でにぎわった。

 祭りは千年以上の歴史があるとされる。木曽ヒノキを削って毎年1本ずつ新調する大男茎形は、長さ2・5メートル、直径60センチ、重さ300キロ近く。地元の厄男たちが、みこしを担いで近くの熊野社から神社までの約700メートルを1時間半かけて練り歩いた。古式装束で小型の男茎形を持った女性の「五人衆」も行列に彩りを添えた。本殿前に到着したみこしが、何度も回転すると祭りムードは最高潮に。境内は歓声や拍手に包まれた。

 粟田孝浩宮司(61)は「大男茎形は生命の根源を表している。卑俗な性の祭りでなく、古代人の信仰に基づいた伝統神事」と話した。