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 作家の池波正太郎、映画監督の小津安二郎、伊丹十三……。1931(昭和6)年創業の東京・日本橋の老舗洋食店「たいめいけん」は多くの著名人に愛されてきた。食通を虜(とりこ)にしてきた看板メニューの一つが、卵の絶妙な「ふわふわ感」を堪能できるオムライスだ。

 その味が、4月7日に開業する名古屋駅前の超高層ビル「JRゲートタワー」の12階で提供される。店名は「日本橋三代目たいめいけん」。オムライスの卵に「ふわふわ感」を出すには、程よい火の通り具合が欠かせない。その加減を体で覚えるため、採用された17人の料理人は200グラムの塩が入ったポリ袋を卵に見立て、慣れたら本物の溶き卵を使ってフライパンで返す特訓を繰り返している。

 白倉裕也料理長(39)は2月の着任後、名古屋めしを一通り食べ歩いた。「酒と相性が良いのも特徴だ。東京の味を忠実に再現し、将来はご当地メニューも出したい」

 JRゲートタワーに開業する飲食店は37店。たいめいけんや、東京・世田谷の「梅丘寿司の美登利総本店」など33店が東海地方に初進出する。渡り廊下でつながる「JRセントラルタワーズ」とあわせた飲食店は76店。棟続きのフロアとしては日本最大級の飲食店街になる。

 超高層ビルの多くは、テナント企業の社員食堂がない。建設費を早く回収するためにオフィス面積を増やしたい開発企業と、限られた時間帯しか稼働しない食堂を作らずに賃料支出を抑えたい借り手の思惑が一致するためだ。飲食店で昼食をとる人が増え、その動きを当て込んだ外食産業の出店が加速。この1年半で、名駅近くに開業する飲食店は100店を超える。

 攻め込まれる側も手をこまぬい…

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