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出島艶子さん(89)旧広島市下中町で被爆

 出島艶子(でしまつやこ)さん(89)=東京都三鷹市大沢4丁目=の腕を触ると、しこりのようなものがある。

 「体中にいっぱいあるけれど、また痛い思いをしたくないから、そのままにしてるの」

 その正体はガラス。原爆の爆風で吹き飛ばされた、割れたガラスの破片だ。

 1945年8月6日。爆心地から約600メートルにあった広島中央電話局の1階カウンターのついたてのガラスが割れ、体に突き刺さった。18歳の時、挺身(ていしん)隊として電話局1階の事務所に出勤した直後のことだった。

 「ドーン」。爆発音がして、気づくと電話局前の道路に座り込んでいた。辺りは電話局と隣の袋町国民学校をのぞき、みな倒壊。電話局内は机やいすが散乱し、大けがで倒れ込んでいる人ばかりだった。「顔ひどいよ」。友人にそう言われ、初めてけがをしていると知る。爆心地側を向いていた右半身にガラスが刺さり、血だらけだった。

 「ここにいたら焼け死んでしま…

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