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 広島県福山市の医療法人紘友会(こうゆうかい)が運営する「福山友愛病院」で昨年、統合失調症などの入院患者に対し、パーキンソン病薬を不適切に投与していたことがわかった。同病院は17日、同法人の元理事の医師が在庫処理の必要性を知ったのがきっかけと説明した。

 同病院の顧問弁護士によると、不適切な投与があったのは昨年11月~12月。統合失調症などの患者6人にパーキンソン病の治療薬「レキップ」を投与した。うち1人が嘔吐(おうと)し、一時体調不良を訴えたという。

 病院関係者によると、レキップはドーパミンの分泌を促進する効用があるが、統合失調症患者には通常投与しないという。

 顧問弁護士はレキップの投与は不適切と認めた上で、投与は同法人を創立した元理事の末丸紘三(こうそう)氏の判断と説明。病院側の聞き取りに末丸氏は、昨年11月末が使用期限だったレキップ70錠があることを認識していたと述べ、患者に発話が難しいなどの症状があったため、レキップを投与すれば症状が改善されると考えたと説明したという。

 末丸氏は問題が表面化した後の3月中旬に理事を辞任し、退職した。

<アピタル:ニュース・フォーカス・その他>

http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(橋本拓樹)