不合格を重ねながらも警察犬の試験に挑戦する姿が評判になったラブラドルレトリバーの「きな子」(メス・14歳)が20日午後5時ごろ、香川県丸亀警察犬訓練所で死んだ。眠るような最期だったという。
きな子は2004年から6年連続で警察犬の試験に失敗。それでも奮闘する様子が評判を呼び、映画も作られた。映画公開の10年には、トップの成績で合格、嘱託警察犬になった。引退後もキャンペーンなどで活躍し、昨年には「安全・安心まちづくり教育隊」の名誉特別隊員に指定された。
きな子の世話をしてきた同訓練所の亀山篤志さん(30)は「『長い間、ありがとう』と言いたい。警察犬や香川の知名度をあげるのに貢献してくれた」と話した。
きな子の通夜は22日午後6時から、葬儀は23日午後1時から、いずれも丸亀市の讃岐セレモニー郡家会館である。
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朝日新聞社会部