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 野球の国・地域別対抗戦、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で20日に決勝進出を決めたプエルトリコ。選手たちは髪やひげを、そろって金色に染めている。

 プエルトリコは今大会、ここまで7戦全勝。将来の米殿堂入りが確実と言われている捕手のモリーナ(カージナルス)を筆頭に、大リーグを代表する選手がそろっている。そんなスター軍団が、なぜ「金髪」や「金ひげ」なのか。

 準決勝に先発したロペス(ブルワーズ傘下マイナー)は「チームが一丸となるために何かしようと思ったんだ」と説明した。大会前のアリゾナ州の合宿で、リンドー(インディアンス)とバエス(カブス)が髪の毛を金色に染めていたのをモリーナが気に入り、音頭をとったという。チームの裏方や報道陣にも、金色に染めている人がいる。

 ファンもまねをし始め、観客席には金色のかつらをかぶる人も。プエルトリコでは、髪染めが売り切れた薬局も出たという。金髪に染めた地元の学生が停学になったというニュースを聞いた抑えのディアス(マリナーズ)は「何て言ったらいいか分からないけど、停学になるのはどうなのか……。こんな大きなことになるとはね」と苦笑いした。

 思わぬ影響力の強さに、選手たちも盛り上がっている。主軸のコレア(アストロズ)は「野球と金髪で国を一つにすることができている」と話す。

 決勝を決めた試合後の記者会見。質問した記者に、コレアがプエルトリコ出身かを聞くと、こう言った。「あなたにも髪を金色に染めてもらいたい」。会見場は爆笑に包まれた。(遠田寛生)

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