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 千葉県立幕張総合高校(千葉市美浜区)は23日、普通科の入学試験で、受験者が選択できる「実技」検査と「自己アピール」検査のうち、合格に有利なA評価を、自己アピール検査ではなるべくつけないとする申し合わせをしていたと明らかにした。

 A評価は実技で130人に上る一方、自己アピールでは1人ほどにとどまり、偏りがあった。同県教委は入試の透明性、公平性の点で問題がないか調べる。

 同校の由利聡校長と同県教委が記者会見を開いて、明らかにした。

 同校普通科の前期入学者選抜(入試)では、1日目に5教科(各100点)の学力検査を実施。生徒は2日目に「自己表現」としてサッカーや野球など部活の「実技」か口頭で自身を表現する「自己アピール」のいずれかの検査を選択し、A~Cの3段階評価を受ける。学力検査の上位20%をまず合格とし、次にそれ以外でA評価を受けた生徒を総合的に評価する。

 同校によると、実技では2011年ごろから普通科の定員の18%にあたる130人にA評価をつける一方、自己アピールではA評価を「なるべくつけないというような内々の申し合わせがあった」(由利校長)といい、年1人程度だった。

 今年2月の入試で、実技を選んだ377人のうちA評価は130人。自己アピールは726人中1人だけだった。由利校長は実技でA評価が多い理由として「部活動が盛んなので」と説明した。

 また、校内の聞き取りで、受験生に関するリストを作っていたとの証言もあり、由利校長は「(リストは)あったかもしれない」として調査する意向を示した。

 文部科学省児童生徒課の担当者は「自己アピールでA評価を少なくする申し合わせがあるのであれば、公平性の点で問題だ。県教委を通じた報告を待って対応を検討する」と話した。(湊彬子、土肥修一)

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