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 俳優やエッセイストなど様々な分野で活躍した故・伊丹十三さんを顕彰して創設された「伊丹十三賞」の第9回受賞者に、俳優・音楽家・文筆家として幅広く活動する星野源さん(36)が選ばれた。主催するITM伊丹記念財団が28日、発表した。贈呈式は4月17日に東京都内である。

 星野さんはドラマ「真田丸」「逃げるは恥だが役に立つ」などに出演し、作詞・作曲した「恋」が第89回選抜高校野球大会の入場行進曲に選ばれるなど、多岐にわたって活躍している。

 同財団は授賞理由を、「音楽、エッセイ、演技のジャンルを横断し、どこか息の詰まる時代に、エンターテイナーとして驚くような風穴をあけてしまった星野的表現世界に」としている。

 星野さんは「身に余る光栄であり、人生を丸ごと認めていただいたように嬉(うれ)しいです。これからも手探りで活動を続けたいと思います」などとコメントを発表した。(前田智)

「君は君の場所を作れ」と言われているよう

 受賞者コメントの全文は次の通り。

 受賞のお知らせを聞き、本当に驚いています。自分にとって伊丹さんの存在は、遥(はる)か遠くに見える灯台のようでした。しかし、その灯(あか)りへはどうやっても辿(たど)り着けないようにできていて、その活動の姿勢や後ろ姿から、暗に「君は君の場所を作れ」と言われているようにいつも感じていました。そしていま、こうして伊丹十三賞をいただけたことは、身に余る光栄であり、人生を丸ごと認めていただいたように嬉(うれ)しいです。これからも手探りで活動を続けたいと思います。本当に、有難(ありがと)うございます。