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 東芝の米原発子会社ウェスチングハウス(WH)は、米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用申請に向け、現地時間28日午後も詰めの協議を進めている。同日中に取締役会で正式決定し、米国の裁判所に申請することを目指しているが、債権者など関係者との事前調整に時間がかかっている模様だ。

 東芝は29日午前に取締役会を開いた。役員らがWHによる調整の状況について報告を受け、大筋で承認したとみられる。WHは、申請後に債務をどう整理するか、米国で進める4基の原発工事を継続するかなどについて、原発発注元の米電力会社2社など大口債権者と協議を続けている。

 東芝はWHの原発工事を巡って7千億円超の損失を出し、3月末時点で債務超過に陥る見通し。年度内にWHに破産法を申請させ、工期延長などで追加損失が出るリスクが残るWHを、連結対象から外すことを目指している。