[PR]

 警視庁は30日、東京都武蔵野市の産婦人科病院「水口病院」=休院中=の男性医師(58)と女性医師(34)を業務上堕胎容疑で書類送検し、発表した。2人は「院長が資格を持っていれば、大丈夫だと思った」と説明しているという。

 捜査1課によると、2人の送検容疑は昨年5月~同9月、都医師会の指定を受けないまま、男性医師が17件、女性医師が5件の中絶手術をしたというもの。

 人工妊娠中絶手術は、医師会の指定医しかできないと母体保護法で規定され、指定は勤務する病院ごとに受ける必要がある。2人は非常勤の医師で、ほかの病院での勤務経験もあるが、これまでに指定を受けたことはなかったという。

 この問題をめぐっては昨年7月、この男性医師の中絶手術を受けた東京都西東京市の女性(当時23)が急性うっ血性心不全で死亡。遺族が刑事告訴していたが、同庁が捜査した結果、手術と死亡の因果関係は認められなかったという。