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 日産自動車のカルロス・ゴーン氏(63)が30日、都内の起業家向けイベントで講演し、米トランプ政権の誕生など反グローバル化の機運について「これまでの行き過ぎへの一時的な調整に過ぎず、世界が一つの市場になる大きな流れは変わらない」と述べた。

 約16年間務めた日産の社長兼最高経営責任者を3月末に退き、その後は日産、三菱自動車、仏ルノー3社の会長としてグループ統括に専念する。「日産とルノーもうまくいかないと言われたが、逆に多様性が強みになった。異文化を背負う人がともに働くのは難しいが、より創造的な仕事ができる」と振り返った。

 英国の欧州連合(EU)離脱や、トランプ政権が掲げる北米自由貿易協定(NAFTA)の見直しには「メーカーとして主張はするが、貿易への影響を見極め、ルールが変われば適応する」とした。(青山直篤)