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 福岡市のJR博多駅前で昨年11月に起きた陥没事故で、国の第三者委員会は30日、最終報告書を発表した。地下鉄工事を行っていたトンネル上部の岩盤に亀裂が生じ、陥没につながったと推定。市交通局と施工業者の大成建設JV(共同企業体)の対応について、事故を未然に防ぐための対策が不十分だったとした。

 原因は「様々な要因が複合的に作用した」とし、事故につながった可能性が高い二つの要因を示した。

 一つは、トンネル上部の岩盤の強度を十分に考慮せずに設計や施工をしたことを挙げた。岩盤の風化が進んで弱い部分があり、厚みも当初の想定より薄く、事故後の調査では2メートル前後しか確保できていなかった。

 もう一つは、トンネル上部の岩盤にかかっていた高い水圧への安全対策の不十分さを指摘。岩盤の構造が均一でないにもかかわらず、水圧に耐えられると考えていたという。

 さらに「副次的な要因」として、昨年8月の設計変更でトンネルの天井部だけを約1・2メートル下げた点を挙げた。岩盤の厚みを増す狙いだったが、天井部のふくらみが少なくなったことで、トンネルに大きな力がかかる結果になった可能性を示した。また、補強のためにトンネルの岩盤に鋼管を打ち込んだ作業の問題点も指摘。大成JV側が予定より鋼管を短くしたことで、補強の効果が減少した可能性があったという。

 事故前日にトンネルを支える鋼…

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