茶の湯で用いる陶器の研究で権威として知られる、陶磁史家で東京国立博物館名誉館員の林屋晴三さん(はやしや・せいぞう)さんが1日午前、肺炎で死去した。88歳だった。葬儀は家族で行った。喪主は長女大塚多香(おおつか・たか)さん。お別れの会が5月に開かれる予定。

 京都府生まれ。現在の東京国立博物館に勤務し、「茶の美術」展などを手がけ、工芸課長、次長などを務めた。1990年に退職し、その後は菊池寛実記念智(とも)美術館館長などに就任した。東洋陶磁学会名誉顧問。共著「名碗(わん)を観(み)る」など編著作が多数ある。