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 高齢者は何歳からなのか――。こんな投稿を呼びかけたところ、当事者の世代を中心に約60件の意見が寄せられました。その一部を紹介します。

65歳で「高齢者」に違和感 70歳定年に

 日本老年学会と日本老年医学会は医学的な立場から検討し、一般的に65歳以上とされる高齢者の定義を「75歳以上」に引き上げる提言をまとめた。これに対し、賛否はさまざまだった。

 長崎県長与町の副島功さん(65)はスポーツクラブに週4、5回通って汗を流す。投稿には「体力や気力は現役時代とそう変わらない」と記した。平均寿命が男女とも80歳を超えるのに、その15年も前から「高齢者」と呼ばれることに違和感を覚える。「定年を70歳まで順次延長し、健康で意欲がある人は働ける制度にすべきだ」と提案した。

 一方、千葉県旭市の女性工芸家(66)は提言について、若い世代から「年金で遊んでいないで働け」とせかされるイメージが浮かんだという。60歳を過ぎて高校の同級生2人が病気で相次いで亡くなった。知人も脳に障害を負った。「最近の高齢者は元気」と言われると、「元気じゃない人は表に出てこないだけ、と言いたくなる」と話す。

 石川県白山市のパート、加藤光彦さん(75)は「定義を75歳以上にするのを社会的に認知するのは時期尚早だ」と記した。話を聞かせてもらうと、加藤さん自身は69歳で退職した後、未経験の不動産窓口で月100時間働いているという。ただ、同世代の知人からは「仕事が見つからない」と聞いており、「自分は運がよかった。活躍の場を与えられていない人は多い」と語った。

 埼玉県川越市の介護福祉士、校條(めんじょう)清さん(57)は「年金の支給年齢や金額に影響はないだろうか」と将来に不安を感じる。勤務先も65歳からはパート扱いになる。将来への情報収集のためハローワークで「65歳以上」と設定して検索するが、フルタイムの募集は少ない。「75歳で線引きするなら、それに合った雇用や社会保障の仕組みを整えてほしい」

■75歳でも社会の役に立…

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