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 入所者ら46人が殺傷された相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」の建て替えに伴い、入所者約60人の引っ越しが5日から始まった。この日は入所者約20人と職員がバス2台に乗って出発し、横浜市港南区の施設に移った。

 神奈川県は居住棟や管理棟を2020年度末までに建て替える方針で、閉園予定だった横浜市港南区の県立施設を改修し、「津久井やまゆり園芹が谷園舎」として使う。事件後に別の施設に移っていた人も合わせて長期入所者131人のうち約110人が順次移る。一部は別の施設で生活する。職員約80人も移転先で支援にあたるという。

 入所者を見送った元職員の太田顕さん(73)は「ここに戻るかは個人の選択だが、戻ってきた時は地域として歓迎し、支えていきたい」と話した。

 県は建て替えのあり方について、県障害者施策審議会に部会を設けて議論を進めている。(山下寛久)