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 シリア北西部イドリブ県で4日にあった空爆について、国際医療団体「シリア医療救援組織連合(UOSSM)」は、民間人多数を含む100人以上が死亡、400人以上が呼吸困難になっていると明らかにした。現地の医療関係者は、死傷者の症状からサリンなど化学兵器使用の可能性を指摘している。

 今回の空爆を受けて、国連安全保障理事会の緊急会合が米ニューヨークの国連本部で5日午前10時(日本時間同日午後11時)、始まった。

 トランプ米大統領は4日に声明を出して「(シリアの)アサド政権による憎むべき行為だ」と非難。「女性や子供を含む無実の人々を狙った化学兵器による攻撃を文明世界は無視できない」とも述べた。一方、アサド政権軍は国営メディアを通じて正式に関与を否定。ロシア政府は「反体制派の倉庫をシリア軍が爆撃し、毒ガスが流出した」とする見解を示した。

 シリアを担当する国連の調査委員会は4日、化学兵器が使われたか、調査を進めていると発表。化学兵器禁止機関(OPCW)も情報収集を始めている。(ダマスカス=小森保良、ニューヨーク=金成隆一)

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