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 無所属新顔の3人が競った米子市長選は16日に投票され、即日開票の結果、公認会計士・税理士の伊木隆司氏(43)=自民、民進、公明推薦=が前市議の山川智帆氏(39)と共産党県委員会常任委員の福住英行氏(41)=共産推薦=を破り、初当選した。新市長の誕生は旧米子市と淀江町の合併に伴う市長選を除き14年ぶり。当日有権者数は12万1164人で、投票率は46・09%(前回35・27%)だった。

 伊木氏は昨年11月、3人の中で最初に立候補を表明し、選挙の準備を進めた。告示前から政党や経済界、各種団体の支援を受け、組織型の選挙戦を展開。県監査委員を務めるなどして行政事情にも明るいことをアピールし、浸透を図った。JR米子駅の南北自由通路一体化事業の推進、中心市街地や地域経済の活性化、淀江支所の機能向上などを訴え、支持を広げた。

 山川氏は市議2期の実績に加え、市庁舎を市所有の商業施設に移転させて借地料の支払いをなくすことや米子駅の南北自由通路事業の凍結などを訴えたが、及ばなかった。

 福住氏は米子駅の南北自由通路事業や淀江町への産業廃棄物の最終処分場建設に反対することなどを訴えたが、立候補表明が3月末と出遅れたことが響き、支持を広げられなかった。(杉山匡史)