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 生ビールのサーバーにセンサーと通信装置を取り付け、こまめに洗われているかを店外から確認できる仕組みをNTTデータとキリンが開発した。ビールの風味を損なわないように、洗い足りない場合はキリンが店にアドバイスする。4月から都内の居酒屋など数店舗で実証実験を始めた。

 あらゆるモノをネットにつなぐ「IoT」技術を活用した。生ビールが通るホースに取り付けたセンサーから、流れているのがビールなのか洗浄水なのか、どのぐらいの量が流れたのかを把握して、洗う頻度を調べる。キリンによると、ホースは毎日洗うのが望ましいが、小規模店などでは滞る例もあるという。

 ビールがどれぐらい注がれたかも正確に調べることができる。ビールは鮮度が落ちると風味が悪くなるため、たるは栓を開けてから3日以内に使い切るのが目安とされる。データを元に、キリン側がちょうどいいサイズのたるを店に届け、ビールが残るのを防ぐ。5月末まで実験を進め、効果を見極めたうえで実用化するかを判断するという。(徳島慎也)