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 国立がん研究センター(東京都中央区)の研究機能の一部が10日、山形県鶴岡市の市先端研究産業支援センターに移転し、「がんメタボロミクス研究室」として開所した。支援センターのそばにある慶応大学先端生命科学研究所と連携して研究を進める。国立がん研究センター、学校法人慶応義塾、山形県、鶴岡市の4者はこの日、研究推進に関する協定も結んだ。

 移転は国の地方創生策の一環。慶大先端研の「メタボローム解析技術」と合わせた研究を期待して、県が国に要望した。移転費用は2020年度までの研究費を含め約11億8千万円。半分が国の交付金で、残りを県と鶴岡市が補助する。

 研究室は支援センター2階に入居し、チームリーダー2人を始めとする研究者ら計12人が所属。がんの早期発見につながる診断薬の研究開発などを進める。

 開所式で、国立がん研究センターの中釜斉理事長は「研究環境を整えていただいた。責任は大きいが期待に応えたい」。吉村美栄子知事は「両者の強みを生かし、確かな実を結んでほしい」と述べた。

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(佐藤孝則)