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 13日午前3時20分ごろ、岐阜県大垣市墨俣(すのまた)町の「墨俣一夜城」(市墨俣歴史資料館)で、異常を知らせる通報が警備会社にあった。大垣署員が駆けつけたところ、雌雄一対の純金を張ったしゃちほこ(800万円相当)が入った強化ガラスケースに複数のひびが入っていた。しゃちほこは無事で、署は窃盗未遂事件として調べている。

 同館では2002年3月にしゃちほこが盗まれ、06年10月には再制作されたしゃちほこの腹びれなどがもぎ取られる事件が起きている。

 市教育委員会によると、入り口は2重になっており、木製扉の南京錠と、続く自動ドアのガラスがそれぞれ壊され、1階展示室の壁にはめ込まれた縦82センチ、横113センチのケースにひびが入っていた。

 市教委は06年の事件後、しゃちほこを固定するなど防犯対策を強化。侵入者があった場合、音声や煙で威嚇する警備システムも採用していた。担当者は「未遂に終わったが、今回で3度目の被害。今後は展示を見合わせることも検討する」と話している。(古沢孝樹)