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 アスベスト(石綿)にまみれて働き、亡くなった人々を追悼する式典が15日、泉南市信達牧野の「泉南石綿の碑」前であった。被害者や遺族のほか韓国からも参列者があり、石綿被害の根絶を誓った。

 泉南地域の石綿労働者らが国を訴えたのは2006年5月。8年半後の最高裁で勝った闘いを記録しようと15年4月に碑を建てた。式典は今年で3回目。泉南アスベストの会の山田哲也会長(49)は「国から謝罪を受けても被害者の体のしんどさは増すばかり。気力をふりしぼって生きる日常は変わらない」と語った。

 阪南市の岡田陽子さん(60)は酸素ボンベを引きずりながら参加した。子ども時代を石綿工場隣の社宅で過ごし、働き手だった母春美さんは勝訴の報を聞くことなく12年2月に76歳で亡くなった。岡田さんは、工場近くで石綿を吸った環境被害者や、労働者の衣服についた石綿に接した家族被害者らが切り捨てられたままだと指摘。「問題は解決していない」と訴えた。

 泉南市の柚岡一禎さん(74)…

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