中学生棋士の藤井四段、将棋連盟会長に勝利 非公式戦
将棋の中学生棋士、藤井聡太四段(14)が、元名人で日本将棋連盟の会長を務める佐藤康光九段(47)を破った。インターネットテレビ局「AbemaTV(ティーヴィー)」が企画した非公式戦で、16日に番組が配信された。公式戦でもデビュー以来12連勝と新記録を更新しており、新人離れした活躍を見せている。
佐藤九段は、名人を始めとするタイトルを13期獲得し、「永世棋聖」を名乗る資格も得ているトップ棋士。取材に対し、「完敗だった。終盤の踏み込みが鋭かった。ここまで快進撃を続けるのは、予想以上だ」と語った。
藤井四段は昨年10月、史上最年少の14歳2カ月でプロ入り。この企画は、藤井四段が若手や一流棋士7人と戦う非公式戦「炎の七番勝負」で、ここまで5勝1敗と大きく勝ち越している。23日には羽生善治三冠(46)との最終第7戦が配信される。(村瀬信也)
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