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 安倍晋三首相は17日午前の衆院決算行政監視委員会で、北朝鮮が15日に行った軍事パレードをめぐり、「新型ミサイル等と推定されるものを含め、7種類の弾道ミサイルを公開した」と指摘した。核・ミサイル開発などを通じて軍事力を誇示する北朝鮮に対して、「外交努力を通じて平和を守ることが重要なことは言うまでもない。同時に北朝鮮が真剣に対話に応じるよう圧力をかけていくことが必要だ」と述べた。

 北朝鮮は16日、前日の軍事パレードに続いて弾道ミサイルを発射したが、直後に爆発、失敗したとみられる。

 首相は北朝鮮の核・ミサイル開発の現状について、「新たな段階の脅威となっている。化学兵器も複数の生産施設を維持し、相当量を保有していると見られ、既に弾道ミサイルにサリンなどの化学兵器を搭載できる能力を保有している可能性もある」と指摘した。

 その上で「弾道ミサイルの脅威には、日米が協力して攻撃を抑止することが最も重要で、米国による拡大抑止の役割が特に重要だ」と強調。軍事力の行使をちらつかせながら北朝鮮に圧力をかける米国の姿勢について「トランプ政権はこれまでの(オバマ政権の)戦略的忍耐という考え方はとらないことを明らかにし、『全ての選択肢がテーブルの上にある』という考え方に立って問題に対処しようとしていることは評価している」と語った。