円山史
性的少数者(LGBT)やその理解者らが一緒に生活できるシェアハウスが、都内に広がり始めている。温かみのある内装に仕上げられた家には「LGBTの孤立を防ぎ、周囲への理解を広めたい」という思いがつまっている。
足立区竹の塚に昨年12月オープンした「Casa(カーサ) Arco(アルコ) Iris(イリス) TAKENOTSUKA」。シェアハウスでは珍しい新築で、一戸建てだ。部屋の大きさは7・45平方メートル~10・76平方メートル、賃料は4万3千円~5万9500円(共益費別)で、4部屋がある。
不動産会社「けんご」(港区)が開設した。社長の親松慎悟さん(38)が「高齢になったLGBTが老人ホームで肩身の狭い思いをしている」という話を耳にしたのがきっかけで、まずは約4千万円を投じてシェアハウスを開いた。親松さんは「いつかは、それぞれの尊厳が大事にされるグループホームを作りたい」という。
このシェアハウスはLGBTの…
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朝日新聞東京総局