天皇、皇后両陛下は17日、2月末~3月上旬のベトナム・タイ訪問に尽力した人たちを皇居・宮殿に招き、茶会を開いた。安倍晋三首相ら約210人が出席した。

 天皇陛下はあいさつで、ベトナム訪問について「多くのベトナムの人々から温かい歓迎を受け、我が国とベトナムとの間の交流の歴史にも触れることができました」とあいさつ。また、タイでは昨年10月に死去したプミポン前国王を弔問したことを「深く心に残ることでした」と振り返った。

 外国訪問後には毎回、こうした慰労の場を設けている。

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 天皇陛下は17日、皇居・宮殿で、ベトナム、タイ両国訪問に尽力した人たちを招き、茶会を開いた。天皇陛下のおことばは次の通り。

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 このたび、クアン国家主席閣下のご招待により、皇后とともにベトナム社会主義共和国を初めて訪問し、その帰路にタイ国を訪れ、滞りなく日程を終え、3月6日に帰国いたしました。今回のベトナム訪問ではクアン国家主席閣下ご夫妻をはじめ、多くのベトナムの人々から温かい歓迎を受け、また、我が国とベトナムとの間の交流の歴史にも触れることができました。今後、両国の相互理解と友好関係が一層深まることを願っております。

 また、タイでは昭和39年、今から53年前にプミポン国王、シリキット王妃両陛下の我が国ご訪問に対する答訪として、昭和天皇の名代として皇太子妃とともに訪問して以来、長きにわたり親交を重ねたプミポン国王へのお別れをし、ワチラロンコン新国王陛下に弔意を表する機会を得たことは、深く心に残ることでした。ここに内閣総理大臣はじめ、このたびの両国への訪問に携われた関係者に対し、深く感謝の意を表します。