天皇陛下が退位の意向をにじませるお気持ちを表明して8カ月余。退位を可能にする特例法案の骨子が明らかになり、陛下が「象徴」として積み重ねてきた公務を離れ、「上皇」となる道筋が見えてきた。各地で陛下に接してきた人々に、受けとめを聞いた。

 学習院中・高等科で同級だった織田正雄さん(83)は「国民のことを思い、本当によくやってこられた」と振り返る。陛下は「自分は1億日本人のための象徴」と若い頃から、そう話していたという。「弟(常陸宮さま)に比べて自由がない」と漏らしたことも。昨年12月、寮生活をともにした仲間の同窓会も、陛下の滞在はわずか20分ほど。織田さんは一言しか話せなかった。

 最近の様子を見て、疲れているように感じるという。「無理はしないで欲しい。もっと早く退位させてあげたい思いだ」

 戦争犠牲者の慰霊を続けた天皇、皇后両陛下が、特に心を寄せたのが沖縄だ。2014年に対馬丸記念館(那覇市)を訪れた際、案内役を務めた高良政勝さん(76)は「大変なお務めをされたお二人には、残された時間を仲良くのんびりと過ごしてほしい」と話した。

 対馬丸事件では陛下と同世代の…

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