天皇、皇后両陛下は東日本大震災発生直後の2011年3~5月に7都県で被災者を見舞った。その際、各地で支援に携わる自衛隊幹部らとも面会した。
宮城県を訪れた4月27日は、震災発生から1カ月半後。25日に東北新幹線が仙台まで復旧し、29日にはプロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルスやサッカーJリーグのベガルタ仙台が開幕戦を催すなど、復旧、復興への足がかりがつきはじめた時期だった。
陸上自衛隊東北方面総監の君塚栄治(きみづかえいじ)さん(15年死去)は宮城県東松島市の松島基地で両陛下を迎えた。
かつて君塚さんに取材したとき、印象深かった話がある。「遺体の扱い」だ。3月14日に被災地の陸海空の統合任務部隊指揮官に任命された際、当時の北沢俊美防衛相(79)に「ご遺体は生きている人と同じように、丁寧に扱ってください」と言われたという。
君塚さんは大臣の言葉を部下に…
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朝日新聞社会部