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 平日夜が定番だったオーケストラ公演の「平日昼シフト」が進む。有名曲を並べた従来の初心者向けとは違う「本格感」が特徴だ。耳の肥えたシニアが主な狙いだが、仕事を休んで訪れる現役世代もおり、ライフスタイルの変化に合わせた受け皿作りの側面もある。

 4月14日金曜日の午後2時、すみだトリフォニーホール(東京都墨田区)で新日本フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会が開演した。同じ演目で金曜と土曜の昼に開く「ルビー」シリーズ。2009年に始めた金・土昼の名曲演奏会「新・クラシックへの扉」を16年10月に衣替えし、本格的プログラムに変えた。

 この日の有名曲はロドリーゴの「アランフェス協奏曲」だけ。ほかは当日の指揮者アルフテルの「グラン・カナリア島の鐘」とアルゼンチンの作曲家ヒナステラのバレエ音楽「エスタンシア」と、マニアックだ。

 1801席の約6割を埋めた聴衆はほとんどがシニア世代。千葉県船橋市の男性(68)は「平日日中なら電車に座れる。夜は帰宅ラッシュに逆らって出かけるのがつらい」と語る。少ないながら現役世代も。都内の女性会社員(52)は「休日を選べる仕事で金曜は休みなので。昼公演は帰りの時間を気にせず済む」。

 東京フィルハーモニー交響楽団も昨年7月、東京オペラシティコンサートホール(東京都新宿区)で「平日の午後のコンサート」を始めた。月曜~木曜を軸に開き演目は名曲寄りだが、アンドレア・バッティストーニや佐渡裕など本格派指揮者が音作りの秘話も語るのが売り。1時間半と定期より短く、料金は5700~2100円と半額以下。過去4回は完売した。

 客層はシニア中心だが、「平均年齢が60歳を超える定期よりは若く、女性も目立つ」と松田亜有子・広報渉外部長。ホールが高層オフィスビルの一角にあるからか、「半休や仕事の中抜けで4回とも聴かれた40代のお客様もいる」という。

 オーケストラの演奏会、中でも…

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