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 「まだ妻の認知症を受け止めきれていない」。京都で開かれた認知症国際会議には、悩む介護家族の姿もあった。最終日に若年認知症の当事者として登壇した妻れい子さん(69)を、隣で支えた富山市の芦野祐嗣(ゆうじ)さん(74)は、取材にそんな思いを明かした。

 若年認知症がテーマの講演のなかで、芦野さん夫妻は近況を報告した。壇上で祐嗣さんが「最近不安なことは?」と聞くと、れい子さんは「時々自分のお父さん(祐嗣さん)が分からなくなることがあります。みんなは『大丈夫』というので安心しています」と、手元の原稿を読み上げた。

 2010年に認知症の診断を受けたれい子さんは、週に数回、祐嗣さんに「奥さんは、キレイな人?」と尋ねる。認知症カフェにいる時は友人たちが、れい子さんを混乱させないように「大丈夫」と、その場をおさめる。そうすれば、れい子さんもひとまず落ち着く。だが祐嗣さんはいつもどう応じればいいか悩む。

 最初のうちは、証拠を示そうと…

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