てんでんこ:皇室と震災9

 天皇陛下は昨年8月にビデオで発表された「お言葉」で、「天皇の務め」は「何よりもまず国民の安寧と幸せを祈ること」と述べた。この「祈る」儀式が、新嘗祭(にいなめさい)など毎年20件以上ある宮中祭祀(さいし)だ。

 東日本大震災の発生当時、「国家の大事を神に奉告(ほうこく)する(奉(たてまつ)り告げる)臨時の祭祀を行うべきではないか」という話題が、祭祀を担う「掌典職(しょうてんしょく)」内で語られた。

 「掌典職」は祭祀を担う掌典長や掌典、内掌典(女性)が詰める部署。宮内庁庁舎内にも事務室がある。戦前は宮内省の国家機関だったが、戦後は政教分離に伴って祭祀が天皇の私的行為と位置づけられ、祭祀に関わる掌典らは天皇に私的に雇われた存在となった。

 戦前や戦中には、災害や戦争の…

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