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明日も喋ろう:6 @メキシコ

 「アディオス(さようなら)」

 4月2日、メキシコ北部の地方紙「ノルテ・デ・シウダフアレス」の1面に、廃刊を伝える大きな見出しが載った。同紙のミロスラバ・ブリーチ記者(54)が殺害された10日後だった。

 「全ての物事に始まりと終わりがあり、払うべき代償がある。それが記者の命なら、同僚たちにこれ以上払わせるわけにいかない」。同紙はそう理由を説明し、27年続く歴史に幕を閉じた。

 米国のNPO「ジャーナリスト保護委員会」(CPJ)などによると、ブリーチ記者は3月23日朝、自宅から車で出たところを何者かに銃撃された。車には登校中の息子もいた。現場には「余計なことを報じたからだ」と書かれたメモが残されていたという。

 ブリーチ記者はこれまで組織犯罪や麻薬密輸、汚職を報じ、事件前は「政治と犯罪」のつながりを調べていた。こうした記事や取材が事件の背景にあると捜査当局はみている。

 メキシコでは3月の1カ月だけで、ブリーチ記者を含む記者3人が殺され、2人が襲撃された。「メキシコのジャーナリスト、死の月間」。国際NPO「国境なき記者団」はホームページで声明を出し、「悲劇的な状況の改善」を大統領に求めた。

 同国では2006年末、当時の…

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