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 博多祇園山笠の人形師溝口堂央(とうよう)さん(47)=福岡県筑紫野市=が、本番の祭りよりも一回り大きい舁(か)き山人形の制作に励んでいる。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産登録を記念し、5月13~14日に、九州の五つの祭りが初めて福岡市に勢ぞろいする特別巡行に登場する。

 高さ3・6メートルと、通常の山笠の人形より1メートルほど大きい。須佐之男命(すさのおのみこと)を題材に、髪を逆立てながら空から博多の地に舞い降りる「荒ぶる神」を表現した。日本工芸会正会員で、今年の一番山笠・中洲流(ながれ)の舁き山を手がける溝口さん。舁き手としても毎年、山笠に参加しており、男衆を鼓舞する人形に仕上げるため全力を注ぐ。作業は大詰め。「本番の祭りまで気持ちを切らさずに、作っていきたい」(貞松慎二郎