バンコク=貝瀬秋彦
昨年10月に88歳で死去したタイのプミポン前国王の火葬に向け、建設中の施設が28日、報道陣に公開された。伝統様式にのっとった火葬壇などは、骨格ができあがりつつあり、配置される彫像などの制作も急ピッチで進んでいる。タイ政府は25日、火葬の日程を10月26日と発表した。
首都バンコクの王宮前広場(サナムルアン)のほぼ中央に、壮麗な火葬壇を建てる。棺を納める中央の塔の高さは約50メートル。火葬壇の周囲では、参列者のための施設の建設が進む。
火葬壇に配される彫像や装飾品、絵画なども、文化省芸術局の職員やボランティアの職人らの手で制作が進められている。芸術局に所属する画家の男性は「この仕事を誇りに思う。持てる力をすべて注ぎたい」と話した。
前国王の葬儀は10月25日から29日まで5日間にわたって行われ、2日目の26日に遺体が火葬される。(バンコク=貝瀬秋彦)
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朝日新聞国際報道部