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 米太平洋軍と韓国軍合同参謀本部は29日、北朝鮮が29日午前5時半ごろ、西部の平安南道北倉(ピョンアンナムドプクチャン)付近から北東方向に弾道ミサイル1発を発射したものの、失敗したと推定されると発表した。ミサイルは数分間飛行して北朝鮮内に落下。最大高度は71キロだったという。ミサイルの種類や飛距離などは分析を続けている。

 米CNNなどによると、発射されたのはスカッドミサイル改良型の新型対艦弾道ミサイル「KN17」とみられるという。空母など艦艇を狙うミサイルで、15日の北朝鮮の軍事パレードの際もKN17とみられる機体が披露された。朝鮮半島近海に迫る米海軍原子力空母カールビンソン率いる空母打撃群を牽制(けんせい)する狙いがある。

 菅義偉官房長官は29日の会見で、「発射された弾道ミサイルは(発射場所から)約50キロ離れた北朝鮮内陸部に落下したと推察される」と述べた。

 トランプ大統領は自身のツイッターで「北朝鮮は、ミサイル(発射)が不成功だったとはいえ、中国と、尊敬されるべき(習近平〈シーチンピン〉)国家主席の望みを踏みにじった。悪いことだ」と北朝鮮の対応を強く非難した。

 弾道ミサイルに関し、米太平洋軍は「北朝鮮領域を出ていない」と分析。北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)も「北朝鮮から発射されたミサイルは北米の脅威にはならない」との声明を出した。(ソウル=東岡徹、ワシントン=佐藤武嗣

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