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 徳島県は2日午前、同県鳴門市で誕生した国の特別天然記念物コウノトリのヒナ3羽に識別用の足環(あしわ)を装着した。今後、行動範囲や遺伝的なつながりを把握するのに役立てるという。

 ヒナは3月21日ごろに生まれたとみられ、4羽が確認されていた。育っているのは3羽。巣は電柱(高さ約14メートル)の上にあり、中でヒナが立ち上がって羽ばたくしぐさが確認できる。

 作業は県の担当者らが見守る中、兵庫県立コウノトリの郷(さと)公園(豊岡市)の専門家らが行った。四国電力の高所作業車2台で巣に近づいて捕獲し、金属製(長さ4センチ、直径2・2センチ)の足環を装着して巣に戻した。体重を量ったところ、4・3~3・5キロあり、成鳥(オス約5キロ、メス約4キロ)に近づいている。専門家は「順調に育っている」と話した。

 足環は黒、黄、赤、青、緑の5色あり、この組み合わせで判別する。それぞれの個体は同公園のホームページ(http://www.stork.u-hyogo.ac.jp/別ウインドウで開きます)の「足環カタログ」で確認できる。(中村律)